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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

「イオンモールいわき小名浜」建築許可を待ち7月に着工、8月22日に起工式挙行

「店舗述べ床面積9万4000平方㍍」西松建設が受注

2016年7月1日<いわき経済報・電子版>


 イオンモール(吉田昭夫社長、千葉市美浜区、TEL043・212・6341)は「イオンモールいわき小名浜」の起工式を8月22日に挙行すると記者発表した。福島県いわき市の小名浜港背後地の再開発地区の広さ約5万7600平方㍍に進出するため、福島県いわき市(清水敏男市長)と出店に伴う協定書を結んでいたが、ようやく同社が正式発表を行った。建築許可を待ち7月中旬にも着工する。計画によると、大型ショッピングセンターとなる店舗は、敷地面積約3万9400平方メートルに、鉄骨造り地上5階建てのビルを建築するもので、述べ床面積約9万4000平方メートルとなる。西松建設(東京都港区)が設計・施工を受注した。

このマルチエンターテイメントモールは総事業費約200億円以上を投入し、2018年夏の開業を目指すもので、記者会見した岩本馨専務取締役(開発本部長)は、商業圏は南は茨城県日立市から北は相馬市、西は郡山市などのエリアを含む約50万人が対象としている。小名浜港にある水族館やスパリゾートハワイアンズには年間約200万人以上の観光客が訪れている。店舗の入居者は、約155店舗となるが、地元から3分の1程度を見込んでいるものの、関係者によると、店舗賃貸料が高くなるため、関東圏や関西圏の商業者がほとんどという。従業員は地元からも採用、アルバイトも含め、2000人規模を見込む。

イオンモールは当初、2016年3月1日の開業の予定だったが、骨材の調達や作業員の確保などを理由に大幅遅れとなった。

 同市は、イオンモールを含めた背後地のインフラ整備に当初の約120億円よりも大幅に予算を組むことになり、約150億円を上回る見込みだ。イオンモールも骨材や人件費の高騰で200億円を上回るという。 イオンモールの建物は、2階の床で海抜の合計高さ7・3メートルとし、東日本大震災で小名浜港に押し寄せた津波被害から避けるためにも5・8メートルから1・5メートルかさ上げした。同社は防災からも協力するため、アクアマリンパークとペデストリアンデッキと行き来できるようにする。また、入水層の容量240トンを建物上部に設置、1日あたり1人3リットル、2000人分、40日間の非常用水としても利用できるようにする。岩本専務取締役は「映画館や壁を利用したロッククライミング、親子連れがショッピングできるよう、子供たちも楽しく遊べる空間、アミューズメントも設けることを計画している。イオンモールは現在、全国的に148店舗、さらに順次5店舗以上がオープンを予定している。 岩本・開発本部長は「復興のシンボルとなるよう」に魅力ある店舗を目指したいとしている。地震の揺れに対応するため、防煙垂壁、天井はスケルトン仕上げを採用、天井落下を防ぐ対策をする。

 清水市長市政は、同港背後地の整備は進めており、広大な用地は整地されており、インフラ整備を急ピッチで行われている。

清水市長は「地域経済の発展につながる。正式に進出が決まってほっとしている」とイオンモールのオープンに期待している。(写真はイオンモールいわき小名浜の鳥瞰図イメージパース)

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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