読み込み中

いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

常磐共同火力勿来発電所プラントNOX改ざんで根本市議会議長に説明と陳謝

年明けに詳細求める「いわき市が測定怠る慣れっこに批判」

2015年12月24日<いわき経済報・電子版速報>


 福島県いわき市にある東京電力、東北電力などが出資する常磐共同火力(小泉俊彰社長=写真)の勿来発電所(細田誠一所長)は、2000年10月から同発電所から排出されるNOX(窒素酸化物=大気汚染の有害物質)を約10%から約15%を改ざんし、同市に規制値よりもNOX排出数値を低く虚偽報告していた問題で、18日、清水敏男市長に続き、小泉社長は、24日、午後、同市の根本茂市議会議長にNOX改ざんの報告と陳謝を行った。 根本議長は「詳細にわたる原因などの報告を年明け中ごろまでに説明するよう厳しく求めた」と語る。また、同市に対しても市内の工場などに対し、調査するよう求めることにしている。

清水市長が小泉社長に対し、公害防止協定の順守を厳重に申し入れたのに続き、小泉社長は、根本議長を訪れ、NOXの改ざん、ねつ造を議会側にも陳謝した。 NOX測定は、同市生活環境部(小野益生部長)と所管する環境監視センター(新家勝敏所長)が、一度も測定はしておらず、同火力発電所との慣れ合いが、改ざん、ねつ造につながったといえる。また、同生活環境部では「これまで測定しなかったミスと慣れ合いは認めざるを得ない」と語った。また、測定に金のかかることも認めたが、行政機関としての甘い対応に市民などから批判の声が大きい。

小泉社長は「環境グループの改ざんだった。会社ぐるみではないと主張。長年の改ざんは監査でも見抜けなかった」とマスコミのインタビューで語っていた。 この悪質なNOX排出ねつ造に対し、同市が一度もNOX測定しなかった責任は重大である。清水市長は、記者会見を開き、NOX改ざんに流れを詳細に説明する義務がある。常磐共同火力だけに責任を押し付けるのは、解決策にならない。 清水市長の責任でもあり、長年に渡り野放し状態で放置してきた行政の責任も重い。 同勿来発電所のNOX改ざん、ねつ造プラントは、6号機(出力17万5000キロワット=重油)と7号機(同25万キロワット=石炭・炭化燃料・木質ペレット)さらに8号機(同60万キロワット=同)、9号機(同60万キロワット=重油・石炭・炭化燃料・木質ペレット)の合計162万5000キロワットのNOXねつ造である。

市生活環境部では18日、午前10時に測定したNOX値は、7号機で255・2ppm、8号機で42ppm、9号機で47・9ppmあった。常磐共同火力では、人畜に影響がなく、大気汚染防止法に抵触してないというが「異なるデータの改ざん、ねつ造が重大な責任、それを測定していなかった同市も責任がある」と、いわき経済報は主張したい。   常磐共同火力は、任意で同市に改ざん数値を報告しているが、ことの重大性に欠ける。NOXの数値は、同社では把握しており、同市に対し、任意ではなく、早期に正式に報告しなかったことに疑問が残る一方、同市も強く、厳しく対応できず、甘く見られている節がある。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

いわき経済報/有限会社あおいポスト社
〒9708026 いわき市平字倉前106番地の17
TEL 0246-23-8164
TEL 0246-23-8165
FAX 0246-24-0009
GOOGLE MAP [an error occurred while processing this directive]
Topics


福島県、いわき市、経済、地域、新聞



経済新聞、地域新聞、経済情報、地域情報



いわき観光、いわき公共、いわき広報、いわき発信



ものを言う新聞、いわき経済報