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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

「イオンモールいわき小名浜」いわき市対策迫られる

出店規模縮小、大幅見直しへ「小名浜港背後地整備進むもモール建設不透明」

2015年12月1日<いわき経済報・電子版速報>


 関係筋が、1日までに明らかにしたところによると、福島県いわき市の小名浜港背後地の再開発地区の広さ約5万7600平方㍍に、福島県いわき市(清水敏男市長)とイオンモールが進出することで協定書を結んでいるが、同社の大型ショッピングセンターとなる「イオンモールいわき小名浜」=店舗面積は約3万4400平方㍍、総面積は10万2700平方㍍=が、規模縮小、大幅見直すことになりそうだ。 「イオンモールオープン大幅遅れ」=本紙昨年1月号臨時特別号既報と同10月1日号既報=で、電子版PDFも含め報道していた。 2016年3月1日の開業予定は、大幅に遅れる見通しとなっているが、さらに遅れること必至。規模縮小、大幅見直しもありうるという。最終的には、進出断念もありうるが、同市と協定書にサインしているため、同背後地に整地も進み、インフラ整備も順調なことから道義的に白紙には戻せないという。

イオンモールでは、骨材の関係やゼネコンの作業員手配などで予定通りのオープンは困難とし、昨年2月に、半年以上の遅れが見込まれるとして記者会見を行い正式に発表していた。それからすでに約10カ月の遅れがでている。 イオンモールは、元いわき市長の渡辺敬夫氏(69)が誘致していたもので、小名浜港背後地の都市センターゾーン開発事業内に進出するため、同市と協定書を交わしていた。 清水市長市政は、同港背後地の整備は進めており、広大な用地は整地されており、インフラ整備を急ピッチで行われている。 イオンモール開業の大幅遅れは、コスト削減や限られたマーケットエリアでパイの奪い合いなど複雑化しているのが原因のようだ。 また、小名浜港背後地の臨海工業団地を起点とする常磐自動車道に接続する自動車専用道路の「小名浜道路」の開通をにらんだ出店でもあるだけに、この道路の計画開通予定は決まっているものの、福島県が進めている土地所有者との買収見込みが立たないことから道路開通予定が5年以上の遅れは必至という。これらの原因でも進出する魅力が薄れてきているという。

関係筋によると、同市では「イオンモールから開店の遅れ、店舗見直しの話が来ている。コスト削減もあるようだ」と語る。近く、イオンモール担当所管の都市建設部の阿部健一部長と清水敏男市長、上遠野洋一副市長らが、イオンモールを訪ね、予定通りの計画で進出するよう要請するが、その対策が迫られている。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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