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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

市政250年イベント「トメリョーソの市立美術館で絵画研究の大成」発表

「スペイン人になりきるいわき市出身の阿部幸洋画伯」スペイン初の個展

2014年10月15日<いわき経済報・電子版速報>
 東日本大震災の復興にと、被災者などの癒しに一役買う気持ちで、2013年7月に上野の森美術館で、スペインなどヨーロッパの風景を描いた個展を開いた福島県いわき市出身で、スペイン・トメリョーソ在住の阿部幸洋画伯(63)が、トメリョーソ市(Carlos・M・Cotillas市長)の市政250年記念イベントに招請され、同市立美術館で個展(トメリョーソ2014 ラマンチャの静寂)を開くことになった。

阿部画伯は、スペインで35年間の絵画生活を送っているが、これまで、いわき市や東京都内などの日本での個展に限っていたが、スペインでは初めての開催となる。 トメリョーソは、スペイン・リアリズムの巨匠となるアントニオ・ロペス・ガルシアの出身地で、阿部画伯もトメリョーソを拠点に西洋美術絵画をビジネスとし、スペイン人になりきりヨーロッパ各地の風景画や花などの絵画研究大成を築いている。

トメリョーソは、カスティーリャ・ラマンチャ地方に位置し、マドリードから南東に約170キロのところで、人口約4万人の小都市。 この個展は、すでに始まっているが、11月2日まで、同市立美術館で開催している。

阿部画伯は、油・パステルの絵を得意とし、日本では、いわき市を始め、銀座(東京)などで、毎年のように個展を開いている。もちろん即売にも応じている。安部さんは1981年ごろからスペインに渡り、風景や人物などの絵画を始め、これまでに約2500点以上の油・パステル・版画を完成させている。

スペイン・ラマンチャ地方やフランス・パリ近郊の街並み、教会などを描いた新作油絵やパステルの作品。光や影のコントラストが豊かな絵画で、市民など絵画ファンから好評だ。阿部画伯は「絵を通していわきに活力を与え復興への道を開きたい。スペインなどの絵を描くことで、スペインの良さを知ってもらいたい。いわき市は震災に遭い復興を進めており、絵を通じて役立つことがあれば良いことです。文化は激動を乗り越えて発展してきました」と語っている。

この絵画個展には、いわき市からも阿部画伯のファン約10人が、20日、スペインに向けて飛び立ち、21日、トメリョーソの市立美術館で、阿部画伯の「ラマンチャの静寂」と題した絵画を鑑賞することになっている。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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