読み込み中

いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

内堀副知事出馬・当選も復興期待できず」県政変わらぬ?!

怖気ついた自民党本部は鉢村氏を非推薦に、きょう鉢村氏出馬断念 「内堀氏11日、正式に出馬表明」で3氏の戦いか

2014年9月11日<いわき経済報・電子版速報>

 自民党本部は、同党福島県連(岩城光英会長・参院福島選挙区)に、元日銀福島支店長の鉢村健氏(55)を推薦しないことになった。これを受けて同県連は、鉢村氏の擁立を断念する。自民党は、県副知事の内堀雅雄氏(50)の出馬の場合は、鉢村氏では勝てないと決め込んだのか、日の丸を背負う政党として勝負に出られず怖気ついたのと、鉢村氏の個人的な問題も含め、推薦に踏み切ることができなかったようだ。任期満了に伴う福島知事選挙は、10月9日に告示、26日に投票という形で実施する。

11日、内堀氏が出馬表明したことで、今のところ元宮古市長の熊坂義裕氏(62)、自営業の五十嵐義隆氏(36)の新人3人=無所属=で戦う顔ぶれとなった。1人は、出馬しないと決めたという。今日、午後の記者会見で鉢村氏は、出馬断念を表明した。

鉢村氏は、同県連から出馬要請を受け、知事選へ向けて準備を進めてきたが、党本部の安倍晋三政権で就任したばかりの谷垣禎一幹事長、茂木敏充選対委員長が、鉢村氏の推薦はできないと岩城会長らに伝えた。岩城会長は、内堀氏の勝利を見とどけ、知事選後、責任を取って辞任するものとみられる。 鉢村氏は、知事選のため、前日銀神戸支店長を退職している。政策的に鉢村氏おろしを決めた自民党が新たな職場を斡旋するのは当然のことで職場の心配はないが、常識論を超える自民党の今回の態度に有権者は、怒りを覚える。いち早く双葉地方町村会が出馬要請と、民主党が擁立表明した。復興優先という理由付けで相乗りする自民党、福島知事選で負けの勝負では安倍政権衰退という結果が招くという勝利の自信のなさが本音だ。自民と連立を組む公明党も支援する方針という。いわき市に住むMさん(69)は「自民・公明は、民主と相乗り支援という形ではなく、独自に内堀氏を支援する表明をすべきだった」といい、ほかの有権者の声も多く聞かれた。内堀氏は、政党の推薦は、受けないとしているという。

現知事の佐藤雄平氏(66)は次期知事選に、だんまりを決め込んでいた。このほど、ついに3期目の出馬を断念した。体調に自信がないというが、知事就任以来、目立ったことも出来ないまま2011年3月の未曾有の大地震が発生、自身の決断が弱く、復興に追われながらも国などへの批判ばかりだった。それを横目にナンバー2の副知事の内堀氏を正式に後継者として表面化することもなく「復興は新リーダーで取り組むのが重要」という雲をつかむような言葉で逃げた。 同町村会の中には、今にも財政転落一歩の町もあり、東電福島第一原発放射能事故に伴う東電の補償金や国の補助金で、原発成金ならぬ、税金で財政難立て直しを図れるとばかりに意気込む同町村会が、町の立て直しという理由から内堀氏に期待感が高まったようだ。

内堀氏は、長野県出身。1986年、自治省(現総務省)に入省した。2001年から福島県に出向く、02年4から生活環境部長、04年4月には企画調整部長、06年12月に、副知事に就任したが、佐藤知事とともに県政を担当してきた。これまで要職を歴任しているものの、政治判断は今一と…。佐藤知事に仕えてきたため、なんら変わらぬ県政運営になると指摘される声もあるため、同町村会が期待するも先行きが見えない。こうした中、自民・民主が内堀氏を主導する選挙戦で勝利しても、内堀氏が佐藤県政のコピー的な仕事人、官僚的な発想から当選しても思い切った県政運営はできず、マイナス面があってもプラス面はない。安倍政権が、福島県のことをどこまで真剣に考えるかが、復興への道のりのカギだ。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

いわき経済報/有限会社あおいポスト社
〒9708026 いわき市平字倉前106番地の17
TEL 0246-23-8164
TEL 0246-23-8165
FAX 0246-24-0009
GOOGLE MAP [an error occurred while processing this directive]
Topics


福島県、いわき市、経済、地域、新聞



経済新聞、地域新聞、経済情報、地域情報



いわき観光、いわき公共、いわき広報、いわき発信



ものを言う新聞、いわき経済報