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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

現知事引退で内堀副知事浮上も復興期待できず「県政変わらぬ」実態

民主に「県民評価厳しい」鉢村氏と内堀氏互角も自民有利へ

2014年9月7日<いわき経済報・電子版速報>

 現知事の佐藤雄平氏(66)は次期知事選に、だんまりを決め込んでいたが、このほど、ついに3期目の出馬を断念した。体調に自信がないというが、知事就任以来、目立ったことも出来ないまま2011年3月の未曾有の大地震が発生、自身の決断が弱く、復興に追われながらも国などへの批判ばかりだった。それを横目にナンバー2の副知事の内堀雅雄氏(50)を担ぎ出そうと双葉郡の町村長で構成される双葉地方町村会が、これとばかりに、出馬要請した。

今にも財政転落一歩の町もあり、大津波などで東京電力福島第一原発放射能事故に伴う東電の補償金やら国の補助金で、原発成金ならぬ、税金で財政難立て直しを図れるとばかりに意気込む町村会が、町の立て直しという理由から内堀氏に期待感が高まったようだ。

内堀氏は、2006年12月に、副知事に就任したが、佐藤知事とともに県政を担当してきた。元国の役人で要職を歴任しているものの、政治判断は今一と…。佐藤知事に仕えてきたため、なんら変わらぬ県政運営になると指摘される声もあるため、双葉地方町村会が期待するも先行きが見えない。こうした中、民主が内堀氏を佐藤知事の後継候補者として支持する声を上げたが、自民党政権の中で民主が主導する選挙戦で勝利してもマイナス面があってもプラス面はない。 災害復興を加速するためには、自民・民主の相乗りもいい。自民党本部は、民主党と相乗りできる候補者選びを進めるよう自民党県連に要請している。しかし党県連は、すでに元日銀福島支店長・前神戸支店長の鉢村健氏(55)の推薦を早急に決定するようあらためて談判しているが結論待ちだ。

このほか、元宮古市長(岩手県)の熊坂義裕氏(62)、自営業の五十嵐義隆氏(36)、医師の吉田孝司氏(36)の新人4人=無所属=が立候補を事実上表明している。 任期満了に伴う福島県知事選は、10月9日告示、同26日投票で行われる。

◆◆◆◆◆
いわき経済報の世論調査によると、佐藤氏は、いわき市内で支持率が約30%前後と悪く、現職知事に対する期待感が薄い。県内を見ても支持率が50%に届かない状態だけに、 自身の体調に自信がない理由付けをしたものと考えられる。 内堀氏を推す声の中で、民主のメンバーの中には、勝てる候補者となる参議院議員増子輝彦氏(66)を推す声もある。 鉢村氏は、内堀氏と比べ厳しい戦いになるものと見られるが、福島県は保守王国だけに自民が一致団結して戦えば、鉢村氏の知名度が低くても勝てる戦いとなるは必至だ。

民主は、現役の増子氏の出馬を決めれば、この場合は、鉢村氏と増子氏の戦いでは増子氏が有利。鉢村氏は自民の動きによっては互角に持っていけるパワーが見込まれる。しかし、増子氏出馬の場合は、立候補者の流れが変わり、県連会長の岩城光英氏(64)も有力となる。岩城氏は、1998年に参議院議員当選し、いわき市を含む県内に後援会などの基盤整備されており、郡山・福島・会津若松などの県中通りや会津地方で知名度が高く評判がいいとされている。増子氏での戦いでも勝てる人物として評価されている。 内堀氏の決断待ちで、党県連も内堀氏推薦となる可能性が秘めているだけに、まだまだ、知事選への政局は不透明である。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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