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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

「第7回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議は、いわき市(福島)の開催正式に決まる」

放射線汚染、食物、観光面などの悪風評被害を払拭へチャンス=米国・オーストラリア・ニュージーランドなどサミット参加国首脳が集結、スパリゾートハワイアンズを会場に絆の強化図る

2013年10月26日<いわき経済報・電子版速報>

 政府は、2015年度に行われる第7回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議(太平洋・島サミット)は、いわき市(福島県)で開催することを決めた。26日、外務省飯倉公館で開いた同フォーラム首脳会議の閣僚会合で伝えられた。その後、報道関係者らに正式発表した。 それによると、米国・オーストラリア・ニュージーランドなどのほかマーシャル諸島などが参加する。同会合では、太平洋地域で活発な行動に走る中国への警戒感も含め、海洋安全保障や資源管理などを協議した。 同市の清水敏男市長は、25日に政府関係者らに、同首脳会議の太平洋・島サミットをいわき市で開催するよう最後の要望を行っていた。=24日、いわき経済報電子版速報。 清水市長は、同市に開催地が決まったことで、東京電力福島第一原子力発電所事故の放射能汚染に伴う農林水産物や観光などのこれらの風評被害が、島サミット開催のきっかけで、さらに払拭されることに期待を膨らましている。

◆◆◆◆◆
この島サミットは、いわき市のほか福島県佐藤雄平知事が、9月に政府に対し、福島第一原発事故の放射線拡散問題で、農業・水産関係のほか、原発事故汚染水漏れなどの風評払拭の貴重な機会だとして福島県の開催を要請していた。 政府関係者は、いわき市(福島県)で開催することで、東日本大震災から復興に最優先で取り込んでいる姿勢を積極的に国内外に発信し、同首脳会議に出席する海外要人にアピールする狙いがあった。 いわき市は、同市に開催が正式に決まったことで、県内全域の農水産物や観光面などへの東電第一原発事故の放射能汚染による風評被害が払拭するチャンスと見ており、15年度の開催に向けて、同市のほか原発被害に遭った双葉郡各町村など全県的に歓迎し、島サミットへの成功を遂げたいとしている。 同市に決まったことは、行政機関の誘致のほか、民間企業の功績も大きいという。観光面では、常磐興産のスパリゾートハワイアンズのフラガールたちが、風評被害払拭に一役買い、全国各地や米国ハワイにピーアールするなどボランティア的な活動を続けてきたのも成果として表われたといえる。島サミット会場は、スパリゾートハワイアンズを中心に行われ、宿泊施設も同市内の温泉旅館を含め、ホテルなどを利用する。 スパリゾートハワイアンズは、東日本大震災に関連する内陸型大地震で、壊滅的な被害を受け休館していたが、昨年2月に営業を再開、復旧復興を成し遂げた。 太平洋・島サミットは、福島のほか静岡・広島・大分・宮崎・沖縄の6県が候補地として浮上していた。最終判断を待って、巻き返しを図っていた県もあったが、安倍晋三政権は、いわき市に最終決断したもの。26日、東京都内で開いたサミット参加国外相会合で開催地を正式に伝えた。 太平洋・島サミットは、1997年に第1回会議は東京都、第2回は宮崎県、第3回と4回、6回は沖縄県、第5回は北海道で開催された。これまでは島諸国13カ国とアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドが参加した。3年に一度の開催となる。 この島サミットは、参加国が直面するさまざまな問題について解決するため、首脳レベルが参加し、率直な意見交換を行うことで、あらゆる緊密な協力関係を構築、日本と太平洋諸国の絆を強化するため実施されている。 いわき市の清水敏男市長は、「島サミットの開催地に決まったことで、市としても全面的に協力していきたい。原発事故の放射能風評被害の払拭にもアピールできる機会なので、復興をスピードアップ、現実を世界に発信、さらに当市と福島県のイメージアップにつなげたい」と語る。 岩城光英参議院議員(参議院議院運営委員長・元内閣官房副長官)は、「福島第一原発事故放射能汚染の風評被害払拭に貴重な機会となるほか、いわき市が、これまで農水産物や観光面での放射能風評被害の払拭に取り組んできた成果が認められたものだ。現在、政府の力を借り、東日本大震災の復興のスピードアップを図っている。同市は、オーストラリア・タウンズビル市と1991年に国際姉妹都市を結んでおり、教育や文化、観光などの交流が行われている。また、観光面では、民間企業の活躍も。舞踊関係でもあるスパリゾートハワイアンズのフラガールも風評被害の払拭に一役買い、あらゆるイベントにフラガールが参加、払拭への取り組みが成果として認められたものだと思う。政府が復興や原発事故の放射能汚染被害払拭をアピールするためにもフォーラム首脳陣に被害を理解してもらうまたとないチャンスの期待感から決断したものといえる」と語った。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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