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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

価格のたたき合い「いわき市・東日本大震災の証言と記録」発行

「Y印刷が落札も格安で業界に衝撃走る」印刷業界の業績悪化へ

2013年3月16日<いわき経済報・電子版速報>

 福島県いわき市(渡辺敬夫市長)は、2年前の3月11日の大地震と大津波で同市も破壊され大きな打撃を受けたが、4月には「いわき市・東日本大震災の証言と記録」という災害誌を発行するが、この記録誌の印刷や製本を含め、このほど市内の印刷業者10社が参加した入札を行ったが、Y印刷所が466万2000円で落札した。このため、あまりにも格安札入れのため印刷業界に衝撃が走った。この災害誌は、1万部印刷、A4判のサイズで、カラー写真や図柄、文章から構成された250ページの本格的な記録誌となる。これは、1部当たり、約466円となる異常な価格だと、関係者は語っているが、入札とはいえ採算割れという落札は考えられないという。

昨年3月11日に、同市が発行した「東日本大震災から1年 いわき市の記録」表紙を含む52ページものに引き続き発行するもので、この証言と記録誌は、行政経営部(前田直樹部長)広報広聴課が発行を担当、同市から編集を要請された同課内にある東日本大震災記録誌・発行事業担当者、小宅幸一氏(いわき地域学会幹事)が1年をかけて編集した集大成の災害記録誌である。まもなく記録誌が完成、関係者に配布される。

「この程度の記録誌は、常識ある印刷業者は、到底466万円では受けられない。印刷業者のたたき合いで、採算が取れないのに落札価格を低く抑えることは、業界にとってもマイナスだ。良識のある価格の設定が大切だ。一部の業者のたたき合いが、業界全体の値崩れを引き起こし、業績悪化の原因となっている。さらに経営難を招いている」と同市内の印刷業者のIさんが語る。 ちなみに、印刷業界通のSさんは、「ページ数にもよるがA4判サイズで、250ページ前後の枚数で、格安でも1000円以上に価格設定しないと採算割れとなる」と語る。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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