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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

「17日、松本正美市議辞職」人身当て逃げ事故の責任取る

市議会辞職勧告決議裁決が影響-福島県いわき市-

2011年10月17日<いわき経済報・電子版速報>

 人身事故を起こして当て逃げし、福島地方検察庁・いわき支部区検察庁から道路交通法違反(事故の不信申告)の罪で、略式起訴されていた松本正美市議(57)=福島県いわき市小名浜字定西47=は、17日午前、蛭田克議長に辞表を提出、いわき市議会事務局に辞職届けでした。 松本市議は、2月の事故後、自己責任を取らないため、市議会から辞職勧告決議案を出されて議決された。その後、だらだらと辞めることなく市議会に顔を出すことも少なく、臨時議会を含む正式な市議会の欠席も続き、同僚から月給どろぼうとまで呼ばわりされていた。 関係筋によると、松本市議は、司直(福島地検)の結果判断待ちとして進退を考えるとし辞任を避けていたが、4日、地検から略式起訴後、辞めることに腹を決めていたという=5日、いわき経済報電子版既報。 松本市議は「市議会で辞職勧告を議決されたから辞めるのではない。支持者とも相談した結果だ」と、関係者に話したというが、支持者のSさんは「市議会での辞職勧告決議裁決が辞めざるをえない結果となったようだ」と語った。

10月4日、同検察庁から道路交通法違反の罪で略式起訴されていた。同検察庁によると、松本市議は、2月9日、同市久之浜町の国道6号線波立トンネル内で普通車を運転中、同市内に住む会社員Yさん(43)の車と接触事故を起こしてそのまま逃げ、いわき中央警察署に事故を申告しなかった。松本市議は自動車運転過失傷害容疑でも書類送検されたが、起訴猶予となった。福島地検の定例記者会見を行った小池隆次席検事は「ケガや事故の状況などを総合的に内容を検討した結果」と、発表している。松本市議は同地検から略式起訴を書面で受けたため、近く裁判所から法に基づいて刑法処分(罰金刑とみられる)の見込みだ。この処分は、略式とはいえ重いという。

蛭田克議長、遠藤重政副議長は「はなはだ残念だ。市議会としては議員辞職勧告決議をしていが、自分で決断したことは当然のことだ」と話している。 松本市議の有力支持者の1人となるSさんは「14日、辞職すると松本市議から報告があった。市議会での辞職勧告決議が気にしていたようだ」と語る。来年9月の改選期出馬について「どうするのか分からないが、本人(松本)が決めることだ。ただ、生意気にならないよう市民に好かれる人間になってほしい」と、松本市議の再出馬については否定しなかった。 同市内に住むIさん(63)は「人身事故当て逃げは悪質だ。辞任は当然のことだと思う」と語る。

■いわき経済報既報
松本議員は、2月9日、午後10時15分ごろ国道6号線の同市久之浜地区の波立海岸をドライブ中、波立トンネル内で対向車の同市に住む会社員のY(43)さんと接触事故を起こし、そのまま逃走したもの。 松本議員は当て逃げ後、後続車輌の目撃者に、フルナンバーを控えられ警察に通報されたあと、いわき中央警察署交通第二課の調査で、事故後5日間の出頭呼び出しがあるまで知らん顔していたというから悪質だ。松本議員は、目撃者にクラクションを鳴らされながら約1㌔㍍も追跡されスピードを出して逃げ切った。目撃者に追跡された時もセンターラインを超えた状態で走ったという。もしも目撃者がいなければ、そのまま逃げ得だったことになる。松本議員は「酒気帯びではない」と記者に語った。 酒気帯びや酒酔い運転は、基本的に現行犯検挙が普通となっている。警察が、飲食店の磯勘から事情を聞いた模様だが、酒を飲んだ疑いがあるとしても、松本議員の検挙は、5日後であるため、酒は体内で蒸発したため、現行犯逮捕はできないというのが一般論だ。

松本議員は、地域医療対策特別委員会の永山宏恵議員(44)と遊佐勝美議員(61)と蛭田源治議員(57)の4人で、同市内の「磯勘」割烹で会費5000円出し合い午後5時30分ごろから懇親会を開き、乾杯したと永山市議らが語っている。各議員は、午後7時30分ごろには、食事も終えたという。

松本正美市議の記事は7月11日付けの本紙既報と、10月5日記事掲載、13日臨時号PDFいわき経済報電子版速報で詳細に報道しています。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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