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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

松本市議辞職へ!5日、政新会脱会「当て逃げ人身事故で略式起訴も重い罪」福島地検いわき支部区検察庁

蛭田議長「遺憾だ。市議会としては議員辞職勧告決議しているので起訴であるとすれば重力を増す」と述べた「松本市議に対し無道な責任で同僚議員もあきれる」

2011年10月5日<いわき経済報・電子版速報>

 人身事故を起こして当て逃げ福島地方検察庁・いわき支部区検察庁に書類送検された松本正美・いわき市議会議員(57)=福島県いわき市小名浜=は、4日、同検察庁から道路交通法違反(事故の不申告)の罪で略式起訴された。同検察庁によると、松本市議は、2月9日、同市久之浜町の国道6号線波立トンネル内で普通車を運転中、同市内に住む会社員Yさん(43)の車と接触事故を起こしてそのまま逃げ、いわき中央警察署に事故を申告しなかった。松本市議は自動車運転過失傷害容疑でも書類送検されたが、起訴猶予となった。福島地検の定例記者会見した小池隆次席検事は「ケガや事故の状況などを総合的に内容を検討した結果」と、発表している。

松本市議は、同地検から略式起訴を書面で受けたため、近く裁判所から法に基づいて刑法処分(罰金刑とみられる)される見込みだ。この処分は、略式とはいえ重いという。同地検の処分について、被害者のYさんは「法的なことはわからないが、当然のことだと思う」と、M記者に語った。 これを受けて、関係者によると、松本市議は市議を辞職する腹積もりでいるという。

松本市議は、近く結論を出すものとみられている。松本市議は「検察の結果が出てから進退を考える」といっていた。 蛭田克議長は「はなはだ遺憾だ。市議会としては議員辞職勧告決議をしているので起訴であるとすれば重力を増すものとなる。それよりも重みを増すことになる。本人(松本市議)が決断することだ」と、語った。また、遠藤重政副議長は「真摯に受け止めてほしい。社会的な責任もあり、進退は自身が決めることだ」と述べた。政新会の諸橋義隆会長では、5日、午後2時から緊急会議を招集し、松本市議の処分について話し合った結果、松本市議の会派脱会を認め、同会では同市議会事務局に、正式に脱会届け出をした。 松本市議は「市議会の政新会に所属しているので、まず会派(政新会)で結論を出すべきだ。それから総支部として対応する」と青木稔(県議)自民党いわき総支部長の話しだ。

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松本市議は先月9月1日から始まった重要な議会となる「いわき市議会定例会」に15日間に渡り全日程欠席したほか、市議会の復興対策特別委員会などを欠席、議員活動を停止(自粛)しているのか姿が見えない。松本議員は本会議を欠席するも、9月13日の同特別委員会に顔を出したが、同僚議員から「顔を出すのはおかしい。同席するわけにはいかない」と、断られ欠席したという。蛭田克議長としても困惑顔だが、「松本議員が真摯に受け止めとほしい」と語る。 市議会筋の話によると、松本議員の欠席した理由は「迷惑をかけるから」という。一部の議員は「当て逃げは悪質だ。迷惑をかけるというなら辞職するのが筋というもの。市議会欠席でもっと市民に迷惑をかけたのではないか―」と手厳しい。

松本議員は、欠席中でも報酬(月給)は、6月まで63万円、7月からは59万8500円が、毎月の政務調査費は11万円が支給されている。議員という市民の公僕は一気に吹っ飛んだ形で、まさに税金の無駄使いで、同僚議員や市民から税金ドロボーと言われても仕方がない。 蛭田議長には「松本議員から一身上の都合で欠席すると話があった」というが、この重要な議会に欠席したことは、市民や有権者をバカにしているという批判の声が高まる。定例市議会は9月15日の本会議で終わったが、「市議としてのプライド、資質はどこへいったのか残念である」と市職員やOB職員もぼやく。

「ひき逃げや当て逃げは、一般的な事故を起こして検挙されるよりも悪質で、ケガが、あるないにかかわらず、警察に届ける義務がある」と、司法当局の現役官が語る。もしも、目撃者がいなければ、当て逃げの逃げ得となる。つまり、事故は闇に葬られること必至となる。 東日本大震災に伴う同市議会に全て欠席するという最悪の事態を招いた松本議員に対し、「同僚議員を含む各会派の議員たちからも、この復興対策特別委員会に顔を出した理由が意味不明だ」と、一緒に同席するのはいやだと丁寧に断られ、松本議員は立ち去ったという。

同市内に住むIさん(63)は「人身事故当て逃げの責任も明確でないのに、一身上の理由で市議会を休むということ事態、非常識だ。復興対策特別委員会に出ようとしたということだが、入り知恵した議員がいると思う」と語る。 松本議員は、人身事故を起こし当て逃げしていたことが6月16日までに関係者の話で明らかになった。関係者の話によると、松本議員は、政新会(諸橋義隆会長ら8人)に所属している。 また、これまでに「当て逃げという社会悪の事故を起こした松本議員に対し、政新会を除名もできない状態は異常としか思えない」と、一部の同僚議員の話だ。

■■■いわき経済報電子版既報■■■
松本議員は、2月9日、午後10時15分ごろ国道6号線の同市久之浜地区の波立海岸をドライブ中、波立トンネル内で対向車の同市に住む会社員のY(43)さんと接触事故を起こし、そのまま逃走したもの。 松本議員は当て逃げ後、後続車輌の目撃者に、フルナンバーを控えられ警察に通報されたあと、いわき中央警察署交通第二課の調査で、事故後5日間の出頭呼び出しがあるまで知らん顔していたというから悪質だ。松本議員は、目撃者にクラクションを鳴らされながら約1㌔㍍も追跡され、スピードを出して逃げ切った。目撃者に追跡された時も、センターラインを超えた状態で走ったという。もしも目撃者がいなければ、そのまま逃げ得だったことになる。松本議員は「酒気帯びではない」と記者に語った。

酒気帯びや酒酔い運転は、基本的に現行犯検挙が普通となっている。警察が、飲食店の磯勘から事情を聞いた模様だが、酒を飲んだ疑いがあるとしても、松本議員の検挙は、5日後であるため、酒は体内で蒸発したため、現行犯逮捕はできないというのが一般論だ。

松本議員は、地域医療対策特別委員会の永山宏恵議員(44)と遊佐勝美議員(61)と蛭田源治議員(57)の4人で、同市内の「磯勘」割烹で会費5000円出し合い午後5時30分ごろから懇親会を開き、乾杯したと永山市議らが語っている。各議員は、午後7時30分ごろには、食時も終えたという。 いわき中央署の金子堅一副署長の話だと、2月上旬に事故があったこと、福島地検に事故処理の書類を送ったことは認めたが、事実関係の詳細な内容については話せないと、記者の取材に応じなかった。Yさんには、2月9日の事故発生後、14日に同署のA警察官から「目撃者の通報で逃げた相手がわかった」と電話連絡があったという。目撃者の話によると、「警察には逃げた車のナンバーを全て通報したのに、なぜすぐに捕まえなかったのか」と怒っていたという。「警察は、逃げた車のナンバーの仮名が分からなかったので、割り出し(松本議員のこと)に時間がかかった」と、目撃者らに話していたという。2月23日、午前10時から波立トンネルで、松本議員、Yさん、目撃者、Y警察官が立会い、現場検証したという。松本議員はこのほど、いわき経済報の記者が「今後どうするか」という取材に対し「コメントできない」と語った。

ちなみに、松本議員のおじは、関係者の話によると、福島県警察本部の警備部長や刑事部長経験者で、1990年に暴力団根絶福島県民会議の設立時の副理事長などを歴任、福島県民のために尽くした。

松本市議は、参議院議員岩城光英議員の秘書を経て、05年9月の市議補選で初当選、市議会市民福祉委員長を務めている。 ちなみに、自民党いわき総支部では、松本正美議員が辞めなければ、党員除名もあり有りうるという。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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