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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

スパリゾートハワイアンズ10月1日再オープン

温泉・ポリネシアショーも 常磐興産=福島県いわき市

2011年9月25日<いわき経済報・電子版速報>

 東日本大震災復興に伴う「フラガール全国きずなキャラバン」展開中の福島県いわき市常磐藤原町にある常磐興産(斎藤一彦社長)のスパリゾートハワイアンズダンサーが、全国各地で行われている地元物産展などの各種イベントに参加、市民たちに積極的にパフォーマンスダンスなどを繰り広げているが、3月11日と4月11、12日の大地震でダブル被害を受けたスパリゾートハワイアンズのウォーターパークドーム施設などの復旧工事が進み、10月1日から一部施設となるが再オープンする運びだ。

8月10日、同市にあるクレールコートで、斎藤社長と澤木博孝専務取締役、佐久間博巳取締役執行役員営業本部長、松崎克郎同事業本部長、鈴木治執行役員管理本部副本部長とダンシングチームの加藤由佳理リーダー、同大森梨江サブリーダーが記者会見、斎藤社長からスパリゾートハワイアンズの再営業内容について正式な発表があった。 再オープンは、日帰り施設のスプリングパーク(ポリネシアショーを公演も)やスパガーデンパレオネ、露天風呂温泉施設与一、ウイルポート・ホテルハワイアンズ東館の宿泊施設162室、756人の収容などで、来年1月には、最大2000人が宿泊できる。スパリゾートハワイアンズは、いわき湯本温泉郷の温泉ホテルや旅館に大きく役立っているが、現在、福島第一原子力発電所の放射性物質拡散で、その収束に当たっている作業員の宿泊所となっているため、ほとんどが市外からの観光客は宿泊できない状態。そこでスパリゾートハワイアンズの宿泊施設に期待されている。 「スパリゾートハワイアンズが元気になれば温泉郷も必然と観光客の受け入れも増えると考えられる。原発宿泊所では困るので、元通りの温泉郷なるよう期待する」と佐久間営業本部長が語る。 「温泉施設の配管は壊れたものの現在100%復旧し、全面利用できる」と澤木専務取締役の話だ。再オープンまでには湯量も豊富という。斎藤社長は「フラガールの全国キャラバンで、早く再開してほしいという声が多かった。部分再開でもうれしい限りだ。原発風評を乗り越え、会津若松市や郡山市など中通りも、いわき市を含む浜通りも厳しい環境であるが、みんなでがんばっていきたい。農業や商業など産業を風評原発から乗り切っていかないと思っている」と語った。 スパリゾートハワイアンズの宿泊や入場予約は8月22日から受け付けている。日帰り入場料は、大人1500円、子供800円、幼児500円、宿泊料は、平日9450円、休日前14700円とサービス料金となる。

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フラガールダンシングチームが全国各地の震災復興イベントに参加、ダンスパフォーマンスを披露するなど同市への観光ピーアール、スパリゾートハワイアンズへの観光客誘導も兼ねたキャラバン隊を展開中だ。11月には東京でフラガールの最後のキャラバンを行うという。 同社では、来年1月から温泉プールも含めたテーマパークを全面オープンさせ、震災前のスパリゾートハワイアンズに戻す方針だ。 一方、新ホテル「モノリス タワー」は、11月オープンする運びだったが、来年1月にずれ込んだ。グレードアップする新ホテルと一体となるホテルハワイアンズ(一部東館は10月開業)などの既存施設も含め、常夏の楽園の総合娯楽温泉施設として全面的再オープンに期待されている。

Monolith Tower(モノリス タワー)は、来年1月オープン=写真=で、総事業費約55億円を投入して建設しているもので、地下1階、地上10階、塔屋1階のRC造り。延べ床面積は1万2336・98平方㍍規模。ゲストルームは、客室125室、定員500人収容の近代的な温泉滞在型リゾートホテルとなる。スタンダードルームのハワイアンジャパネスク和・洋タイプやぜいたくなスイートなど多様性に富んでいる。映画フラガールで話題となった南国フラダンス観光や温泉を含めたリゾート施設の産業に力を入れたのは約20年目の大型投資となる。二世代、三世代ファミリーの旅行者ニーズに求められるスパ施設も兼ねた文字通りのアジアンリゾート雰囲気をかもし出すアイディアいっぱいだ。常磐炭礦閉山後は、炭鉱で働く家族の娘たちをフラガールに育て開業以来、数多くのダンサーなどを育ててきた。フラダンスの鑑賞者などを含めた累積観光客は5300万人を上回り、テレビコマーシャルと共に「日本の常夏のハワイ」として知名度が高い。オープン後、45年経ったスパリゾートは、1984年の不況で100万人、2007年に162万人をピークに、平均130万人から150万人の利用者で人気を推移している。

■岐阜・福井・福島の自然放射線量よりも低い人工放射線量で安全・安心=いわき市
東日本を襲った大地震や福島第一原子力発電所事故の放射性物質拡散で、いわき市への観光客足の伸び悩みが心配されるが、同市内の放射性物質の放射線拡散数値は人工放射線1時間当たりの実効線量当量は0・2マイクロSv(1mSvは100mrem)前後となっている。この同量は年間1・728mSv前後=24時間数値で計算=単位と、ガラパリ市(ブラジル国)の自然放射線、年間10mSv(1rem)よりもはるかに低く人体に影響がないものと見られるという。ちなみに岐阜県の自然放射線は1・19mSv、次いで福井県は同1・17mSvで、福島県は同1・04mSv(いずれも年間量=1988年に放射線医学総合研究所の調べ)となっている。このように同市は自然放射線よりも低い線量だ。このため、スパリゾートハワイアンズは安全・安心をピーアール、心配なく観光客は足を運んでほしいと、同市のいわき湯本温泉郷やスパリゾートハワイアンズの温泉総合レジャー施設へ誘客を展開している。

ちなみに、同施設周辺では18カ所で放射性物質を測定、ホテル玄関が0・12マイクロSv、ロビーで0・08マイクロSv(各1時間当たり)で、オープン後も観光客の安心・安全を守るために常磐興産が測定するという。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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