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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

「田んぼは荒れ放題」稲作見送り不安増大 全農がまとめて申請「一反58000円」の補償?

東京電力福島第一原子力発電所30キロ圏内 広野町など20キロ範囲内は田んぼ59000円、畑15000円也

2011年9月14日<いわき経済報・電子版速報>

 東日本大震災に伴う大津波で壊滅状態となった福島第一原子力発電所原子炉プラントの事故で、放射性物質を日本列島に拡散させたため、この原発の中心地から30キロ範囲内の農家は、稲作が行われなかった。早いところではもう稲刈りが始まるが、福島県いわき市大久町の農家は、もみ付け種まきの4月中旬のリミット期間に、稲作を断念したため、米作りができなかった。

田んぼは、雑草で荒れた状態だ。農家の心配は、何といっても補償問題に移る話が飛び出すのは当然。作付けは4月下旬に解除されたが、すでに1カ月以上遅れたため、大久町の経営体育成基盤整備事業(2007年から2013年)は、独自で稲作を断念した経緯がある。しかし、同事業に入っていない農家もあるところから補償の心配もでている。補償はどうなるのかと、不安が増大する中、9月4日に大久町大久地区のTさんら農家12世帯が集まって補償問題などを話し合った。1世帯、7反から1丁歩当たりを稲作している。

大久町の米生産農家は、約200世帯あるという。作付面積は93ヘクタールとなる。福島県内の農家は、東京電力に補償を求めていくが、全農福島が取りまとめ一括して申請する。補償はあるのかと心配していた大久町大久地区のYさんは、早く補償や除染を進めてほしいと願う。

関係者の話によると、原発中心地から広野町など20キロ範囲内は無条件で田畑は補償される。1反当たり田んぼは5万9000円、畑は1万5000円となる見込みだ。

大久町など30キロ範囲内は、畑は原則的に補償の対象になっていない。田んぼの場合は、1反当たり5万8000円となる見込みだが、最終的には決まっていない。

いわき市農業協同組合は、同事業農家や、同事業に入っていない一般的な農家も含め、補償の対象になるため、被害申請を受け付ける。昨年の作付けデータに基づいて補償されるという。同農業協同組合久之浜支店では、全農福島から連絡待ちとなっている。年内にも申請(申告)を受け付け取りまとめたいが、年を越すかも知れないと焦っている。いずれにしても全農福島、同組合は、農家のために迅速に作業を進めるべきだという農家の声が高い。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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