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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

東京アクアライン「海ほたる」でダンス披露

スパリゾートハワイアンズ10月1日再オープン 「フラガール全国きずなキャラバン」ピーアール続く <常磐興産=福島県いわき市>

2011年8月31日<いわき経済報・電子版速報>

 東日本大震災に伴う「フラガール全国きずなキャラバン」展開中の福島県いわき市常磐藤原町にある常磐興産(斎藤一彦社長)のスパリゾートハワイアンズダンサーが、全国各地で行われている地元物産展などの各種イベントに参加、市民たちに積極的にパフォーマンスダンスなどを繰り広げているが、9月3日、東京湾海底を走る東京湾アクアライン「海ほたる」パーキングエリアでフラガールのダンスパフォーマンスを披露する。 この公演は、NEXCO東日本関東支社アクアライン管理事務所から震災復興支援目的で招かれたもの。同ハワイアンズの9人のダンサーが華麗な踊りを披露する。公演は午前11時30分、午後1時、午後3時の3回、海ほたるアクアプラザで行われる。 このキャラバンは、5月3日の「福島県いわき市内避難所」を皮切りに慰問をスタートし、今回で102カ所のステージなどでフラダンスやパフォーマンスダンスを展開した。常磐興産は、10月1日のスパリゾートハワイアンズ再オープンまでに105カ所の全国巡回講演を実施するという。

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なお、3月11日などの3度の大地震でダブル被害を受けたスパリゾートハワイアンズの温泉施設などの復旧工事が進み、10月1日から一部、再オープンすることになった。 8月10日、同市のクレールコートで、斎藤社長と澤木博孝専務取締役、佐久間博巳取締役執行役員営業本部長、松崎克郎同事業本部長、鈴木治執行役員管理本部副本部長とダンシングチームの加藤由佳理リーダー、同大森梨江サブリーダーが記者会見し、斎藤社長からスパリゾートハワイアンズの再営業内容について正式に発表した。 再開する日帰り施設のスプリングパーク(ポリネシアショーを公演も)、スパガーデンパレオネ、露天風呂温泉施設与一やウイルポート・ホテルハワイアンズ東館の宿泊施設は、162室、756人の収容で再開、来年1月には、最大2000人が宿泊できる。スパリゾートハワイアンズは、いわき湯本温泉郷の温泉ホテルや旅館に大きく役立っているが、現在、福島第一原子力発電所の放射性物質拡散で、その収拾に当たっている作業員の宿泊所となっているため、ほとんど同市外からの観光客が宿泊できない。そこでスパリゾート宿泊施設に期待されている。 「スパリゾートハワイアンズが元気になれば、温泉郷も必然と観光客の受け入れも増えると考えられる。原発宿泊所では困るので、元通りの温泉郷なるよう期待する」と佐久間営業本部長が語る。「温泉施設の配管は、壊れたものの現在90%復旧、9月までに全面利用でする」と澤木専務取締役の話だ。再オープンまでには、湯量も豊富という。斎藤社長は「フラガールの全国キャラバンで、早く再開してほしいという声が多かった。部分再開でうれしい限りだ。原発風評を乗り越え、会津若松や郡山など中通りも、いわきを含む浜通りも厳しい環境であるが、みんなでがんばっていきたい。農業や商業など、産業を風評原発から乗り切っていかないと思っている。人も増えているので雇用の増も考えなければ」と語った。 スパリゾートハワイアンズの宿泊や入場予約は、8月22日から受け付ける。日帰り入場料は、1500円、800円、500円、宿泊料は、平日9450円、休日前14700円(いずれも従来の半額)とサービス料金となる。 スパリゾートハワイアンズは、3月と4月に発生した大地震でウォーターパークのドーム施設が壊れた。このため、常磐興産は、同社グループの常磐開発(佐川藤助社長、福島県いわき市)に復旧工事を発注、補修工事を急ピッチで進めた。3月11日、午後2時46分の大地震伴う被害の復旧作業では、この7月に再オープンを目指していたが、さらに約1ヵ月後の4月11日、12日の大地震発生のダブルパンチ被害で、一部のドーム鉄骨がさらに壊れ、補修・復旧工事を急いでいた。 ハワイアンズの再グランドオープンは、来年1月からとなる。ドームのウォーターパーク内には、温泉大プールやビーチシアター、スライダーワンダーブラック、ワンダーホルン、ワイワイオハナ、アロハタウンなどのほか、フラミュージアム、トロピカルガーデン、ショッピングパーク、アミューズメント館も設けており、ちびっ子たちに大人気だ。

スパリゾートハワイアンズのダンシングチームは、まだまだ、全国各地の震災復興イベントに参加、ダンスパフォーマンスを披露し、福島県への観光ピーアール、スパリゾートハワイアンズへの観光客誘導も兼ねたキャラバン隊を展開する。11月には、東京でフラガールの最後のキャラバンを行うという。 同社では現在、新ホテル「モノリス タワー」を急ピッチで建設、来年1月、開業を目指し、新ホテルと一体となるホテルハワイアンズ(一部東館は10月開業)などの既存施設も含め、常夏の楽園の総合娯楽温泉施設として全面的再オープンに期待されている。 Monolith Tower(モノリス タワー)は、総事業費約55億円を投入して建設しているもので、地下1階、地上10階、塔屋1階のRC造り。延べ床面積は1万2336・98平方㍍規模。ゲストルームは、客室125室、定員500人収容の近代的な温泉滞在型リゾートホテルとなり、スタンダードルームのハワイアンジャパネスク和・洋タイプやぜいたくなスイートなど多様性に富んでいる。映画フラガールで話題となった南国フラダンス観光や温泉を含めたリゾート施設の産業に力を入れたのは約20年目の大型投資となる。二世代、三世代ファミリーの旅行者ニーズに求められるスパ施設も兼ねた文字通りのアジアンリゾート雰囲気をかもし出すアイディアいっぱいだ。常磐炭礦閉山後は、炭鉱で働く家族の娘たちをフラガールに育て開業以来、数多くのダンサーなどを育ててきた。フラダンスの鑑賞者などを含めた累積観光客は5300万人を上回り、テレビコマーシャルと共に「日本の常夏のハワイ」として知名度が高い。オープン後、45年経ったスパリゾートは、2007年に162万人をピークに、1984年の不況で、100万人、平均130万人から150万人の利用者で人気を推移している。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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