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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

「松本市議が市議会市民福祉常任委員長辞任」いわき市議会

8日の各派代表者会議で正式に報告「後任に磯上議員有力」「人身事故当て逃げで辞表を含めた責任に発展も司直の判断待ちか」

2011年7月7日<いわき経済報・電子版速報>

 松本正美・いわき市議会議員(57)=市議会市民福祉常任委員長=福島県いわき市小名浜が車を運転し、人身事故を起こし当て逃げしていたことが6月16日までに関係者の話で明らかになったが、6月30日開会の6月定例議会最終日に松本市議=写真・議場前壇上=は、冒頭から「迷惑をかけた」と、謝罪した。一部市議からは「謝って済むものではない」とやじられた。松本議員(政新会所属)は、さきに、同委員長を辞める条件も出していた。 共産党が「議員の辞職勧告決議」を告げ、多数決で裁決された。市議会による懲罰はなく、強制的な辞任は要求出来ないが、松本市議自らの判断となる。 これらの問題も含め、松本議員が同委員長を辞めることからと、同委員長や、去る3月11日の大津波震災で行方不明となった志道会の高木芳夫議員(63)=志道会政務調査会副会長=の常任委員会の構成を新たに決めるため、8日、午前10時から各派代表者会議を開き、各会派の常任委員会などのメンバーを決める。なお、高木議員は、国の運用方針(震災行方不明3ヵ月以上経過)に基づき、3月11日に亡くなったということで、7月1日、死亡認定が出された。 同委員長の松本議員の後任人事は、政新会(諸橋義隆会長ら8人)から同委員長ポストを出したいと主張、同委員には磯上佐太彦議員(70)を推薦、その後、同委員長ポストを要求するため、各派への根回しを進める。

一方、松本議員は、福島地検いわき支部いわき区検の処分結果が出た時点で、進退を決めるといっているが、この日の各派代表者会議でも議論しそうだが、辞任への結論は持ち越しとなる模様だ。 蛭田克議長の話だと「地検の結果を待って、再び同会議を開き、市議会としての事情を判断したい」という。また、同会議では、議員が事故を起こすなど交通違反をした場合には、報告義務を設けることも協議する。

◆◆◆◆◆
松本議員は、2月9日、午後10時ごろ国道6号線の同市久之浜地区の波立海岸をドライブ中、トンネル内で対抗車の同市に住む会社員のYさんと接触事故を起こし、そのまま逃走したもの。

松本議員は、事実上人身事故当て逃げ事件として、司法当局に書類送検されている。松本議員は当て逃げで、後続車輌が目撃、フルナンバーを控えられ警察に通報されたあと、警察の調査で、事故後数日間の出頭呼び出しがあるまで知らん顔していたというから悪質だ。 松本議員は、地域医療対策特別委員会の永山宏恵議員(44)と遊佐勝美議員(61)と蛭田源治議員(57)の4人で、同市内の「磯勘」割烹で会費5000円出し合い午後5時30分ごろから懇親会を開き、乾杯したと永山市議らが語っている。各議員は、午後7時30分ごろには、食時も終えたという。 松本市議は「近く福島地方検察庁いわき支部で事故の処分結果を出すと思うので、その時に詳しく説明する」といっている。 いわき中央署の金子堅一副署長の話だと、2月上旬に事故があったこと、福島地検に事故処理の書類を送ったことは認めたが、記者の取材に、事実関係の詳細な内容については話せないと、コメントを避けた。

松本議員はこのほど、いわき経済報の記者が「今後どうするか」という取材に対し「コメントできない」と語った。 いずれにしても、辞職勧告決議の裁決を受けた松本議員を懲罰にする理由はないが、道義的責任は発生するため、同会議で議論が持ち上がりそうだ。 松本市議は、参議院議員岩城光英議員の秘書を経て、05年9月の市議補選で初当選、市議会市民福祉委員長を務めている。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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