読み込み中

いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

営業再開の「割烹一平」いわき市小名浜港近く

大津波震災で床下浸水も水門で波和らぐ

2011年5月2日<いわき経済報・電子版速報>

 大津波で福島県いわき市小名浜港も直撃に遭う。3月11日、午後の大地震で同市内の太平洋岸の各地域は大津波で大打撃を受け、壊滅状態となった。内陸部でも豪農を含めた各農家や一般民間家屋の倒壊、屋根瓦、壁などが崩れ、特に屋根瓦の破壊が多く、屋根瓦職人が少なく猫の手も借りたいほどで、今でもブルーシートをかけられて修繕を待つばかりの家屋が多い。そんな中で、同市小名浜唯一の大型割烹の「一平」が、大災害に負けずに、このほど、営業を再開した。

一平は、東京圏からの観光で、バスツアーで魚料理を舌鼓にやって来るほどの有名割烹で、連日、マイカーなどの海鮮料理ファンで賑わいを見せはじめた。一平は、今回の震災で大津波に襲われたが、小名浜港に流れる河川の水門でガードされ、店の破壊は、まぬがれた。

■■■■旬の海鮮を提供 観光バスツアーに期待■■
一平は、商標登録した「歩くウニ」が人気メニューだが、大津波で小名浜周辺のウニ漁場海岸が破壊されたため、ウニ解禁時期だが、漁師たちは休業となっており、ウニがいない。そこで、地元などの新鮮な魚介類を使った海鮮料理仕上げの旬の味覚を提供する努力をしている。

女将の長谷川雅子さんは「地元のウニ料理が出せず残念だが、カツオなどほかの海鮮料理を舌鼓、楽しんでいただければ」と、大地震・大津波災害後遺症に負けじ魂を持ち、「がんばる一平」と元気印。夫で社長の隆さんは板長も主役で、近海魚介類料理に腕を振う。一平得意の「板場おすすめ、おまかせコース」は人気の一つだ。 一平は、季節のアンコウ鍋料理も絶品の料理の一つで、浜の旬をかもしだす。東京圏から昼食を楽しみにやってくる海鮮好きもいるほどで、多いときには300人も。

同市の場合は、今のところ、福島第一原子力発電所事故の放射性物質の実質的影響は数値が低く、1時間当たり0・3マイクロシーベルト前後と、健康に問題ないという。記者が知っている原子力発電所にいる複数の学者の話だと、1年間当たり100ミリシーベルト(10万マイクロシーベルト)を上回ると健康に思わしくないこともあるという。 女将の長谷川さんは、食材も安全・安心だと話しているので、関東圏からの観光、大型バスツアーに期待している。

メモ 割烹・一平=福島県いわき市小名浜字下町75
■電話0246・54・3311
■フリーダイヤル0120・54・3316
■FAX0246・54・3312
■営業時間=午前11時から午後8時
■定休日=夏期は9月第一月曜日から3日間、冬期は12月30日から1月1日
■夏期はカツオ、スズキ、カニなどの料理が楽しめる
■郷土料理のアンコウ料理は、冬期10月から3月ごろまでとなる。

ちなみに創業は、1937年に地元を相手に店を始め、今年で73年目となる老舗だ。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

いわき経済報/有限会社あおいポスト社
〒9708026 いわき市平字倉前106番地の17
TEL 0246-23-8164
TEL 0246-23-8165
FAX 0246-24-0009
GOOGLE MAP [an error occurred while processing this directive]
Topics


福島県、いわき市、経済、地域、新聞



経済新聞、地域新聞、経済情報、地域情報



いわき観光、いわき公共、いわき広報、いわき発信



ものを言う新聞、いわき経済報