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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

老人施設「震災も、がんばる楽寿荘」

福島第一原発から37km地点・放射性物質不安も高齢者生活守る

2011年4月3日<いわき経済報・電子版速報>

 東日本大震災後、福島第一原子力発電所の瓦礫化したプラントの放射性物質の影響で、福島県いわき市にある特別養護老人ホーム施設の楽寿荘(佐藤英介施設長=入居者116人・職員約90人)は、放射性物質という危険にさらされているが、高齢者の安心・安全を確保、施設生活に励んでいる。

楽寿荘は、福島第一原発から37kmの地点に立地する。同市久之浜町は、30km地点の範囲にあるため、自主避難地域となるが、わずか約7kmしか離れていない同市四倉町地域だ。稼動している約40人の職員は、放射線や放射能の危険にかえりみず、職員が一致団結、仕事とはいえ入居している老人たちの生活に万全を期す。楽寿荘は、太平洋岸から直線距離で、わずか約200mの区域にある。海岸目の前には、レストランや旅館などが立地、津波の被害にあったが、防風林を超えてきた大波も、約2㍍高く盛土した施設には襲うことはなかった。

佐藤施設長は「断水で水もなかった。米も調達し、三度の食事を提供、入居者への生活を第一に、職員は休みも取れず、高齢者の生活を守った」と、振り返る。 楽寿荘の老人ホームには、高齢者約120人前後が介護を受けている。各老人の介護世話は、楽寿会の木村守和理事長=木村医院長と看護士6人、介護士、職員ら合計約67人。このほか、楽寿荘通所介護事業所などを含め総勢97人体制で老人の世話、運営をしている。

「医療と介護、地域との連携でケアを進める」と木村院長。「楽寿荘も地域に支えられ30年となります。高齢者が増える中で、介護の整備も充実、医療や福祉サービスにきめ細かく介護を行っています」と、佐藤施設長だ。 そこへ3月11日、14時46分に、突然大地震が発生し、東北地方の太平洋岸に大津波が襲う。いわき市では、久之浜、四倉、豊間、小名浜などの各地区に大きな被害が発生、住宅などは瓦礫化した。 楽寿荘も、四倉地区で太平洋岸そばのため、津波に巻き込まれても当然の地区だった。目の前にある旅館は破壊された。余震が続くなか、高齢者には不安が付きまとう。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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