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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

「放射性物質の測定値倍上回る理由~いわき合同庁舎と福島高専校舎周辺~」

モニタリングで福島高専と県測定値の違い

2011年4月2日<いわき経済報・電子版速報>

 東日本大震災で、東京電力福島第一原子力発電所の前代未聞の事故で、深刻な状況に追い込まれている福島県いわき市を含む太平洋岸地域は、レベルの低い危険区域となっているが、福島県が行っている放射性物質測定数値と、福島工業高等専門学校の同測定数値を比較すると、数値が倍以に上回っていることが判明した。モニタリングは、同県が同市のいわき合同庁舎で、福島高専が校舎周辺でそれぞれ測定している。

この測定場所は、いわき合同庁舎4月1日、正午測定値は0.54マイクロシーベルトに対し、福島高専校舎周辺北側では同1.3マイクロシーベルト、同南側では1.2マイクロシーベルトとなった。いずれも福島県の測定値に比べ倍以上高かった。

福島県対策本部によると、同庁舎で使用している測定器は、ALOKA製測定器でγ(ガンマー線)SURVEY METERTCS-171で状態の測定を実施、福島高専使用測定器は、ALOKA製測定器でβ(ベータ線)とγ(ガンマー線)Survey Meter TGS-131で状態の測定を実施したもので、福島県使用線量計はガンマー線測定器で専用測定、福島高専はベータ線測定器とガンマー線測定器を合体した測定内容の違いと説明している。いずれもALOKA製。

同市久ノ浜、四倉、豊間、小名浜地区などに大津波が、おお暴れ、大被害が発生した。また、地震と大津波によるダブルパンチを受けた福島第一原発は、原発機器類が破壊され、放射性物質漏洩という事故も重なって、東日本に放射線や放射能を撒き散らした。 放射性物質測定は、その後、行政レベルで始まったが、福島高専は、3月16日正午から測定し、校舎北側で3.4マイクロシーベルト、同南側で6.6マイクロシーベルト、校舎建屋内でも1.4マイクロシーベルト測定された。いわき合同庁舎では、3.81マイクロシーベルトだった。同21日と22日正午、同北側でもっとも高い4.0マイクロシーベルト、同南側で6.0マイクロシーベルトあった。(測定値は毎時)

同市では、放射性物質の風評被害も発生し、市民や被災者の心を、不安を揺さぶっているが、今のところ、福島県や福島高専の測定値は、小さく収まっており、行政関係者などは、この風評の核反応沸騰に困惑しているが「原発からの放射線は、いずれも人畜(人間と一般的な動物、家畜)たちに、直ちに悪影響をおよぼすことは無い」と、原子力発電所事情に詳しい専門家のYさんが語る。

暫定測定値の放射性物質拡散は、23日午前6時現在、同市平のいわき合同庁舎駐車場で、毎時1.78マイクロシーベルトを測定した。福島高専測定値は同正午、校舎北側で同3.2マイクロシーベルト、校舎南側で同3.5マイクロシーベルトあった。

福島県測定の数値が一番高いところで、飯舘村役場の同13.10マイクロシーベルトとなる。次いで、福島市の県北保健福祉事務所の東側駐車場で、同5.84マイクロシーベルトを測定した。これは自然界の放射性物質暫定値の0.05マイクロシーベルトから0.06マイクロシーベルトと数値が上回るものの、人体には悪影響はない。放射性物質は、いずれも数値が低いが、少量の放射性物質でも、人体内などに蓄積される物質もあり、要注意となる。

放射性物質に精通している専門家によると、年間被爆量100ミリシーベルト以内であれば、人体に悪影響はないと話している。

福島第一原発周辺を含め、福島県内や茨城県、東京圏などは、自然体の放射能物質よりも大きく上回っている可能性があり、体内に、これらの物質を入れないのが、被爆する量を押さえる条件である。しかし、レントゲン被爆量と比較、安心するような政府発表の報道が目立つが、放射能物質は大量に蓄積されると、人体に影響が大きく自己管理を徹底すべきである。また、SPEEDIの解析結果や諸外国の解析結果にも注意が必要だ。

※補足:福島高専による発表-福島高専周辺の放射線量(参考値)(H23.4.5)-
空間線量率は,計測点の環境によって変わります。
一般的には周りに何もない場所で測定しています。
福島高専では,建物や植栽が近くにある環境で測定していますので,
周りに何もない場所よりは,高い値が計測される傾向ににあります。
数値は参考値とお考え下さい。
http://www.fukushima-nct.ac.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=504

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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