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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

「レアメタル新工場5月建設」いわき市と立地の基本協定締結 セレン回収の水質汚濁防止も

アジア物性材料「希少金属で水野光男社長が報道陣に説明」

2011年2月2日<いわき経済報・電子版速報>

 レアメタルやテルルなど希少金属のリサイクル老舗のアジア物性材料(水野光男社長、神奈川県横浜市、☎045・931・4841)は、福島県いわき市にレアメタルなど希少金属回収の増産のため、新工場を建設することになった。2月2日に、いわき市(渡辺敬夫市長)らと、同市内で公害防止を含む工場立地の基本協定を結んだ。

同社は、同市にあるいわき四倉中核工業団地に約8528平方㍍の用地を確保、5月をメドに一部2階建て延べ約1800平方㍍の新工場を建設するもので、操業は来年4月を見込んでいる。従業員数は当初5人程度となる。設備投資は3億5000万円となる。

同社では、新工場進出について同市は地震などの自然災害が少ないため、危機管理に適しているなどの理由で同市を選んだという。 同社は、同市の水質汚濁防止など公害防止条例に基づいて「希少金属回収から発生する公害は、外部に出さない」と、水野社長の話=写真=渡辺市長が水野社長に、だるまを贈って新工場操業の発展を願う。

新工場では、セレン(粒サイズは約2から3・5㍉)の回収を行うもので、太陽電池関連の強化を図る。これは、主力製品となるインジウムやガリウム、セレンがCIGS型薄膜太陽電池の原料として需要増大が見込まれるため、市場のニーズに応える目的で第二工場の新設に踏み切るもの。 同社は、環境保護に配慮、公害の出さない工場とするため、最新鋭の回収設備を導入し、主にセレンを生産する。超高純度製品はトンオーダーからグラム単位まで取扱量もユーザーによって対応できる。

CIGS型薄膜太陽電池は、原料となる銅、インジウム、ガリウム、セレンの化合物半導体を発電層に使用した太陽電池だ。シリコンを使わず発電層を薄い膜状の半導体にして消費エネルギーやCO2を少なく、環境負荷の少ない太陽電池パネルで高い発電効率を生む。同社は、4元素の中で、新工場で増産体制に入るセレン、インジウム、ガリウムの3元素に対応、レアメタル回収や精錬技術が高く評価されている。セレンは純度99・99%(4N)の原料を6Nに高純度化する。このように品質評価は高く、医療用エックス線センサー向けなど世界の医療機器メーカーなどへ供給しているほか、今後は、太陽電池パネルの供給増に伴い、CIGS型太陽電池の市場拡大は絶対的であり、3元素を使う主力製品として期待されている。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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