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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

「消防長に阿部」「財政は本間」「保健福祉に荒川」「土木は伊藤」各氏が有力

「副市長は1人制方針が、修正も」渡辺市長の決断に~いわき市春の人事作業進む~

2011年1月13日<いわき経済報・電子版速報>

 福島県いわき市(渡辺敬夫市長)の春の人事作業は急ピッチで進められている。関係者によると、財政部長の百武和宏氏(42)は総務省に復帰する予定であり、その後任には保健福祉部長の本間靜夫氏(58)が、保健福祉部長に市民協働部次長の荒川正勝氏(55)か、財政部次長の近藤英雄氏(55)が、3月いっぱいで定年退職する土木部長の松本隆氏(60)の後任に、水道局次長の伊藤公二氏(56)が、消防本部消防長の渡邊徹矢氏(60)の後任に、阿部宏太郎氏(59)が、それぞれ起用することが有力となっている。しかし、行政経営部次長の阿部直美氏(58)や総務部次長の佐藤信一氏(55)の名がちらほらされているため、最終的な部長職微調整は、渡辺市長の最終判断となる。

一方、渡辺市長は、副市長1人制を固めたため、福島県に復帰する伊東正晃氏(55)の後任人事はパスし、現役副市長の鈴木英司氏(59)だけで執行部の市政運営に当たる。起用しない理由は、選挙公約の移入人事はしないという基本的考えだが、1人制だと仕事はスムーズに運び、渡辺市長は二人三脚で真剣勝負するという。しかし、副市長1人制への決断は流動的で、ふらついている。また、病院事業管理者は鈴木孝雄氏(67)が更迭の場合は、東北大学医学部から起用する公算が大きい。適任の総合磐城共立病院長の樋渡信夫氏(62)は固辞した。

副市長2人制に修正か「抜擢か特別職回しで起用も」

一方、渡辺市長は副市長制1人とする決断をしたが、関係筋によると、軌道修正を図ることも考えられるという。副市長候補には特別職の回しが有力となっているが、代表監査委員の仲野治郎氏(60)や水道事業管理者の猪狩正利氏(62)の起用。その場合は行政経営部長の大和田正人氏(58)と、総務部長の木村清氏(58)が後任の水道事業管理者、代表監査委員に就く公算が大きいという。しかし、その逆の人選も有力だ。また、レアなケースとの条件付で生涯学習プラザ館長の上遠野洋一氏(61)のもささやかれている。いずれにしても渡辺市長は、選挙公約で移入人事は行わないと断言しているため、福島県や総務省など国からの出向人事はしない。「現副市長の鈴木英司氏(59)の1人制では、荷が勝ち過ぎるのが現実だ。渡辺市長はこうしたことも考慮しなければならない」と、市政に精通している市内のHさん(61)だ。最近、教育長に抜擢された生活環境部長の吉田浩氏(60)は、元国会議員や元助役などの外野席がうるさく政治的に起用した背景があるという。

渡辺市長は、1人制副市長の意志が強いというが、市政運営にも側近などから2人制(これまで通り)とすべきだという意見が出ていることもたしかだ。渡辺市長の最終的な決断が必要だ。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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