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いわき経済報

-福島県いわき市発の地域経済情報紙-

「新議長に蛭田克氏、副議長に遠藤重政氏を選出」いわき市議会

2010年12月17日<いわき経済報・電子版速報>

 いわき市議会最終日の16日、新たな議長に蛭田克氏(60)=志道会・3期、副議長に遠藤重政氏(72)=政新会・6期を選挙で選出した。蛭田氏は「いわき市の発展、32万市民の声に応えるよう努力したい。行政のお目付け役としての重責に全うする」と語る。遠藤氏は「議長の指導を仰ぎ、市民の目線に立った議会運営に努めたい」と語る。 これまでの議長、矢吹貢一氏(55)が、来春4月に行われる第17回の福島県議選に出馬するため、辞表を提出したのに伴うもの。また、副議長だった磯上沙太彦氏も一身上の理由で辞表を提出したため、新たな正副議長を選んだ。

この正副議長選挙には、市議39人(欠員1人)の投票制度で行い、議長選挙は27票が蛭田氏、7票が樫村弘氏(68)=創世会・8期、4票が高橋明子氏(66)=共産党市議団・7期、1票が無効となる。副議長選挙は35票が遠藤氏、4票が溝口民子氏(63)は共産党市議団・3期だった。

■■■■■来春県議選へ動き出す■■■
矢吹氏は、いわき市選挙区(定数10人)から自民党の新人立候補者として出馬する。市議の鈴木智氏(37)同県議選に出馬する。鈴木氏は12月17日付けで市議職を辞めた。矢吹氏も近く市議職を辞任するという。

なお、公明党市議の安部泰男氏(53)は、来年3月いっぱいまで市議職を全うするという。 矢吹・鈴木両氏は、自民党公認を受けるため、各後援会から自民支部に申請、自民県連では公認する。 今後は矢吹氏(本拠地は平地区)、鈴木氏(同は小名浜地区)、安部氏(同は小浜地区)を中心に選挙活動を進める。 矢吹氏は、1996年9月に、故・矢吹康市議(父親)の後釜として初当選、市議14年目のベテラン、鈴木氏は、2004年9月に初当選、同6年目となる。 矢吹氏は、いわき市平出身、湯本高校卒、08年10月から同市議会議長職、夏井川水系河川改良促進期成同盟会会長の要職。 鈴木氏は、同市小名浜出身、磐城高、国士舘大学政経学部卒、参議院議員公設秘書などを経て市議に。08年10から同市議会総務常任委員会副委員長の要職。 安部氏は同市小浜町出身、内郷高校(現・いわき総合)、中京大学法学部卒、1992年10月から市議5期目のベテラン議員。公明党福島県本部副幹事長、同いわき総支部長、同幹事長代理。政治通として知られ、社会福祉活動を重点的に、地域防犯でも安全安心の町づくりに攻めの活動。

また、現役の西丸武進氏(65)が09年5月に社民党を離党していることから無所属で立候補する。斉藤健吉氏(67)も自民党から出馬表明、佐藤健一氏(61)は民主党から2次公認受け出馬する。このほか、青木稔氏(64)は自民党、清水敏男氏(47)は自民党、宮川絵美子氏(64)は共産党、古市三久氏(62)は民主党、阿部廣氏(63)は自民党から現職出馬するものと見られている。共産党の長谷部淳氏(51)も出馬するという。いわき市地区選出の定数は10人。現在のところ12人が出馬するものと見られている。

いわき経済報が行った経済界などへの調査によると、矢吹氏と鈴木氏は安定した票を獲得、安部氏は組織票で確実に固めるものの、古市氏、佐藤氏、青木氏、斉藤氏、西丸氏、清水氏などの票獲得に注目されるが、いずれにしても新人らを含め、少数激戦になるのは必至だ。民主党県議にとっては、国政の情勢で厳しい戦いになりそうだ。

◆敬称略 (真島勝三主筆・元日本工業新聞社東北総局長・元産経新聞社記者)

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